八月の濡れた砂 唄 石川セリ 吉岡オサム  むつひろし  私の海を 真赤にそめて 夕陽が血潮を 流しているの あの夏の光と影は どこへ行ってしまったの 悲しみさえも 焼きつくされた 私の夏は 明日もつづく 打ち上げられた ヨットのように いつかは愛も くちるものなのね あの夏の光と影は どこへ行ってしまったの 思い出さえも 残しはしない 私の夏は 明日もつづく あの夏の光と影は どこへ行ってしまったの 思い出さえも 残しはしない 私の夏は 明日もつづく